＜限定5枚＞ エディションナンバー入りイラスト ~ 遠州十二支の「辰」~（額代込み・額装長辺58cm）

SOLD OUT

＜デジタル作品の価値を見直すものとして＞
　こちらの作品は、iPadで描いたイラストをUVプリンタで和紙に印刷し額装したデジタルイラストです。
軽視されがちなデジタルの作品のですが、デジタルの中にある無数の筆からイラストにあうものを選び、日々進化する印刷機の中から表現に合う印刷機を選び、「選択するエネルギー」「作品に対する愛」はアナログのそれと変わらないと考えます。ですので今回の展示作品のイラストの仕上がりはとても気に入っております。
今でこそ古典の版画も、かつては最先端。時代がたち古い表現になっても、選択肢の一つとして現代も作家を支えています。
現在使用しているiPadも、デジタル内で選ぶ筆も、UVプリンターも、いつかは古くなりますが、版画などと同様、未来でも表現の選択肢の１つとなっていたら面白いなと考えています。

＜制作使用ソフト・印刷機情報など＞
イラスト｜ipad
ソフト｜procreate（筆 ティンダーボックス）
印刷｜VersaUV LEF2-300D
紙｜和紙

＜図案について＞
　静岡は遠州の天狗の子供「てんぐちゃん」と、「厄除け・福寄せ」の象徴「辰」の組み合わせ。静岡は遠州七不思議の一つ「池の平の幻の池（@水窪）」が題材です。
「約７年周期で山の中腹に突然大きな池が現れ、一週間ほどで消える。」という現象で、桜ヶ池（御前崎市）の龍神が、諏訪湖 (長野)へ行く途中に休んだ跡と伝わることから「龍の寝床」とも呼ばれます。古来より神と同一視される龍が空を舞い、起こる風が厄を祓い、福を寄せるものでありますよう祈りをこめて。